歯周病

歯周外科処置による感染除去の1例 歯周外科処置による感染除去の1例

こんにちは院長の竹内です。

 今回は歯周外科処置において歯石を除去した症例です。

 歯周基本治療終了後の再評価(プロービングによる検査)にて出血が認められ、深いポケットが残っている場合は再度基本治療を行うか、さらなる処置が必要になります(※3)。さらなる処置の1つとして、歯周外科処置といって歯肉をメスで開き、深いポケットの歯石を直視し除去する処置があります。歯周基本治療において歯石を除去するときは歯肉が存在するため、直接歯石を見ることができません。そのため、5mm以上の歯周ポケットがある場合、歯石を取り残す危険性が非常に高いことが分かっています(※4)。

 

 このように歯周基本治療では取りきれなかった感染源(歯石)があることで、歯周組織が安定しない場合は外科処置へ移行する場合があります。もちろん、外科処置をするかどうかは歯周基本治療終了後の再評価時にしっかりご説明させて頂きます。

 

※3  Absence of bleeding on probing. An indicator of periodontal stability.

J Clin Periodontol. 1990 Nov;17(10):714-21.

Lang NP, Adler R, Joss A, Nyman S.

 

※4  Healing of the dento-epithelial junction following subgingival plaque control.

II: As observed on extracted teeth.

J Periodontol. 1978 Mar;49(3):119-34. No abstract available.

Waerhaug J.

 

 写真は外科処置中のものです。歯の根の表面に黒い歯石が付着しています。歯茎を開かないと完全に除去することが困難なケースです。
 

の画像01

歯石を除去した後の写真です。細い器具や超音波を使用して安全に確実に歯石を除去していきます。その後、細い糸で縫合し手術は終了となります。しっかり感染を除去することで術後に激しい痛みが起きることはめったにありません。抗生物質などの薬も飲む必要性はありません(感染を除去しているため)。

術後は2週間後に糸抜きを行い、歯茎の再評価は約3か月後に行います。その間はブラッシングのチェックは継続して行っていきます。

の画像04

 

治療内容 歯周外科処置
 (オープンフラップキュレッタージ)
治療期間 オペのみは1日
 (歯周病治療全体はメインテナンスまでこの
  ケースでは約1年)
治療費用 保険診療の準ずる
考えられるリスク ブラッシングコントロールの不良による歯周病の再進行など

※表示価格は税別

※本症例は厚生労働省の医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針に則り掲載しております。

当院の治療コンセプトから診療の流れはこちらになります。
ご予約の際は必ずご一読頂きますようお願いいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。